カンクン旅行~1日目~
前回の記事にも書きましたが、ちょうどクリスマスの頃に家族旅行に出かけていました。4泊5日でメキシコ・カンクンに行ってきました。長男が生まれてから家族だけの旅行ははじめて。それも飛行機を乗り継ぎ、はるばるメキシコ・カンクンまで・・・ということで、やはりいろいろありました。
まず1日目。サンフランシスコから飛行機でダラスまで行き、ダラスから飛行機を乗り換えカンクンまでという旅でした。サンフランシスコを朝6時フライトの飛行機だったので、早朝(深夜?)3時半に寝ている子供たちを車に乗せ家を出ました。空港近くのパーキングに車を預け、バスで空港に送ってもらいました。
空港内で航空会社のカウンターを探すのにちょっと時間がかかり、ようやく見つけたカウンターの前にはなんと
長蛇の列。大混雑の列に並んだのが4時半。
「ちゃんと飛行機に間に合うよねぇ」と心配しながら並ぶこと数分。ようやくスタッフのいるところ(本来はカウンターへの列の入口になるところ)に到着し、ここでスーツケースの重量測定です。その結果、なんと重量オーバー
。列から離れ空いているスペースで荷物の入れ替えをすることに・・・。
小さいスーツケースや手荷物に荷物を押し込んで、ドキドキしながら再び重量測定へ。今回はなんとかクリアし、再度長蛇の列に。この時点ですでに5時。
しばらく並んでようやくチェックイン・コンピューターの前に。出張で飛行機を使うことも多いダンナが入力開始。ところが・・・、今回はアメリカ国内ではなくメキシコへの旅ということでパスポートの情報など入力すべき項目がたぁ~くさん。それも家族5人分の入力となると気を失うほどです。途中から私も一緒に協力してなんとか入力を終え、「終わった~。」と喜んだのも束の間、画面は「WAIT」というメッセージが出たきり動かなくなってしまいました。誘導していたスタッフをつかまえて尋ねてみると、時計を見たスタッフは一言「Too late.」と。この時点ですでに5時半になっていたのです。「エ
」
という私たちを置き去りにしてどこかに行ってしまいました。6時の飛行機に乗れないということは、ダラスで次の飛行機にも乗れないということ。「どうするの
」という私たちの隣では、やはり6時の飛行機に乗りたいという女性が騒いでいました。
少したって先ほどの誘導スタッフが戻ってきて、「6時の便の人は後ろについてきて。」と言って歩き出しました。スタッフの後には私たちの他にもたくさんの人々がゾロゾロと。そして連れて行かれたのは、waitingのカウンターでした。「どうするのぉ
」と騒ぐ私の前で、先ほど隣にいた女性が荷物を置いて別のカウンターに走って行き何か交渉をはじめました。そして急いで戻ってきたかと思うと、荷物を持って走って行こうとします。ダンナが聞くと、飛行機に乗れることになったのだというのです。当然ながら、私はダンナに「交渉に行ってきて
」と叫んでおりました。
ダンナが交渉した結果、なんと飛行機に乗れるというではありませんかこの時点ですでに5時45分。急いで荷物を預け、手続きをダンナに託し、私は子供たちを連れてセキュリティチェックの入口に向かいました。入口にいたスタッフに「6時の便に乗りたいの。いまダンナがチェックインしているから。」と話したところ、スタッフは「わかった。ダンナが来たら教えて。私が案内するから。」と言って、男性が来る度に「あれがダンナか?」と聞いてきました。どう見ても私のダンナじゃないだろう
という男性でも「あれがダンナか?」と聞いてくれるので、途中で思わず笑ってしまいました。(そんな状況ではないのですが・・・。)ようやくダンナが来たときにはすでに5時50分。
そのスタッフは特別に横の通路から入れてくれて、すぐにセキュリティチェックを済ませることができました。(チェックはちゃんとします。)いそいで搭乗ゲートまで走りました。もう誰もいない搭乗ゲートに到着し、あとは飛行機に乗るだけ・・・とホッとしたところ、搭乗ゲートのスタッフが「もう飛行機はいっぱいだから乗れない。」と言うではありませんか。
どうしてぇ
ちゃんと5人分のチケット持っているのに
再びダンナが交渉した結果、とりあえず飛行機へ。飛行機の入口で、「席は2つしか空いていないと思うわ。空いていたら座っていいけど。」と言われ、祈るような気持ちで飛行機の中の空席
を探して回りました。すると、まず並んで2席空いているのを発見。そして、その後ろに1席。親切な男性が席を替わってくれ、並んだ3席にとりあえず長男&次男&三男をダッコした私が座りました。ダンナは残る空席を探して後ろの方へ。ダンナの様子がまったく見えないので心配していましたが、しばらくしても戻って来ないところをみると、空席があったのかな?と考えていたところ、飛行機が動き出しました。
飛行機が動き出したところで、ようやく一安心。まさか出発するところから、こんなトラブルがあるとは・・・。(あとから聞いた話ですが、前日にトラブルがあり飛行機に乗れなかった方々が朝一番の飛行機に流れ込んできたようです。)飛行機が動き出す頃には、疲れた子供たちが眠ってくれたので、私も飛行機の中からまだ暗いサンフランシスコの夜景や朝日が昇り明るくなっていく景色を落ち着いた状況で楽しむことができました。子供たちが目を覚まして「お腹空いたぁ!」と騒ぎ出すまでのほんのわずかな時間でしたけど・・・。
飛行機がダラスに着いてからの乗り換えは、思った以上にスムーズにすみました。(乗り換えの方が心配だったのですが。)ダラスの空港ではようやくゆっくりしながらハンバーガーやホットドッグを食べることができました。そして飛行機は無事カンクンに到着したのでした。
メキシコ入国手続きも難なく済み、ようやく送迎の車に乗りホテルへと向かう頃には、もうヘトヘトでした。ホテルに到着するとすでに現地時間で午後4時半。(2時間時差がありました。)ホテルでは大きなクリスマスツリーが私たちを迎えてくれました。
チェックインを終えたダンナが一言。「いまここにいるのが奇跡だ。」本当その通り・・・。でも、「アメリカでは主張しないとダメ。」(というか、言ったモノ勝ち
)と改めて思ったのでした。
ホテルの部屋で一休みした後、早速階下に見えるレストランエリアにGO!
カンクンのホテルではAll-Inclusiveというところがほとんどで、ホテル滞在中の費用は基本的にホテル代にすべて込みとなっています。(最上階の高級レストランは別料金でした。)つまり、このエリアのレストランやバー、カフェでは食べ放題飲み放題
という訳です。レストランは、ステーキ、イタリアン、和食もありましたが、この日は和食レストランが満席だったのでイタリアンのレストランに。朝からちゃんとした食事がとれていなかったので、子供たちも食べる食べる。
満腹になって、ベッドでお休み
となりました。
スタートからいろいろあった旅行1日目。実は、これだけではありませんでした。カンクンの空港で出会ったツアーデスクのおじさんの口車に乗せられ、私たちはまたまた大変な2日目を迎えることになるのでした。
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コメント
久しぶりに書き込みまーす!
なんともスリルに満ちた旅行でしたね。
ドキドキハラハラで本人は大変だったでしょうけれど、
読ませていただくこちらとしては非常に面白いです!
続きも期待していまーす!
投稿: H | 2008年12月29日 (月) 09時55分
本当に大変でしたね。アメリカ在住の親戚が来日する時も、ユナイテッドやアメリカンなどは搭乗手続きを自分でしなければならないので、長蛇の列ができて大変で、時間がかかり、一度は間に合わず乗り遅れたこともあったそうで、今度は高くても日本の航空会社にしたいと言ってました。合理化のために極力人件費を減らし機械化しているからとか…。
貿易会社で海外へ度々出かけている知人は、アメリカの航空会社のトラブル発生率はとても高いので、日本語しか話せない私達が海外へ行くときは、高くても日本の航空会社にした方がいいと言われました。でも、日本が乗り入れてないところは、AA利用しかしようがないですよね。時間が迫っているのに5人分の入力しなければならなかったダンナさん本当にお疲れ様でした。汗びっしょりで、コンピューターと格闘している姿が目に浮かびます。でも、無事に着けてまずは良かった、良かった。
投稿: Toyo | 2008年12月29日 (月) 11時18分
旅行中一番ハラハラしたのは、1日目のホテル到着まででしたね。「みんな同じ状況なんだし、もう無理だよ。」というダンナに「どうするの
乗り継ぎもあるんだから、何とか言って来て。」と何度も叫んでいたような・・・。無事到着できたのはダンナのおかげですね。
投稿: bun2 | 2008年12月29日 (月) 17時55分
念ずれば花開く?なのか、火事場のなんとか?(どっちもおかしいかな?適切な言葉が思い浮かびません)、やっぱり簡単に諦めては駄目ですね。その点男性は簡単に諦めますが、女性は粘り強い、自ずから道が開けましたね。母は強し、あっぱれでしたね。いい経験にもなりめでたしめでたし…。
投稿: Toyo | 2008年12月29日 (月) 21時46分